症例解説

肩こり

肩こり

筋肉が一番疲れやすい動作はなんでしょうか?答えは動かないことです。筋肉は動いてこそ血液の循環が生まれ(筋肉ポンプといいます)酸素や栄養が供給され、また老廃物が押し流されます。首の周りの筋肉は重い頭をじっと支え、あまり大きく動かされることもありません。疲れが溜まると筋肉は硬くなってしこりを作り、血流が悪くなって疲労物質が蓄積されます。頚椎に歪みがあれば尚さら筋肉に負担をかけます。首の上部に問題があると頭痛、めまい、目の疲れなど、下部に問題があると手のシビレ、だるさなどが出現することがあります。この悪循環を断ち切らなければなりません。筋肉のしこりを取り去り、頚椎に歪みがあれば矯正します。また仕事の合間などに簡単な首の運動をする習慣をつけましょう。

寝違え

朝起きたら痛くて首が回らなくなっている寝違い。よく「寝ている間に捻ったのだろう」などといいますが、よほど鈍感な人で無い限り、睡眠中にグキッとやったら目を覚ますでしょう。寝違いは普段から肩こりを感じている人が発症しやすいようです。突然痛みが出るので急性症状として扱われますが、実際は筋肉の疲労が極度に溜まった状態であると考えられます。テーピングなどで安静にして、ゆっくり筋肉の疲労を取るようにします。

五十肩

五十肩

50歳前後に特に原因も無く、肩周囲に痛みが現れるものをいわゆる五十肩といいます。当初は軽度の運動痛だけですが、徐々に痛みがひどくなり関節が固まってきます。夜うずいて眠れない人もいます。なぜこのようなことになるのでしょう。肩関節は、上にあげたり、背中に手を回したり複雑な動きができます。つまりしっかりした軟骨や靭帯を持たない不安定な関節ということです。それゆえ関節の中で一番脱臼が多いのも肩です。腕を支えているのは肩周辺の筋肉、それに皮膚です。加齢とともに筋力の低下、皮膚の弾力性がなくなると筋肉の負担が増え、萎縮、石灰沈着などを起こします。

まず筋肉の萎縮を緩めて、関節の可動域を少しずつ広げてあげることです。テーピングで肩の支持を助けると楽になります。また、痛い肩と同側の首に異常がある方がかなりおられます。同時に首の治療も並行して行うと早く治ります。しかし症状が固定してからでは治るのにかなり長期を要します。おかしいな、と思ったら早めに受診しましょう。

ぎっくり腰

ぎっくり腰

突然腰に激痛が走り、動けなくなるぎっくり腰、西洋では“魔女の一撃”といわれます。最近までぎっくり腰は腰筋の肉離れであると解釈されていました。しかし、ぎっくり腰の本態は腰椎と腰椎の間に挟まっている椎間板の損傷なのです。座っている時、下から荷物を持ち上げる時、顔を洗う時など、私たちの日常生活は腰を丸めることが圧倒的に多いです。腰を丸くすればするほど、椎間板に圧力がかかります。圧力に耐え切れずに椎間板の表面に裂け目ができた状態、これがぎっくり腰です。ぎっくり腰になったらまずは椎間板にかかっている圧力を取り去ってあげるのが一番です。また、繰り返し受傷される方は日常生活から椎間板に無理をかけるような癖をできる限り排除するように生活習慣を改善しなければなりません。

慢性腰痛

慢性腰痛

筋肉に疲労が蓄積されると硬いしこりができます。初めのうちは湿布などで和らいでいた痛みも徐々に頑固になり、常に痛みやだるさを発するようになります。このしこりの厄介なところはその場所にとどまらず、他に痛みを飛ばすことです。腰の筋肉にできたしこりで太腿やふくらはぎに痛みやしびれを感じることがあります。ですから椎間板ヘルニアや坐骨神経痛と診断された方の中にも腰筋のしこりが原因ということがかなりあるように思います。患者さんはこの痛みから逃れようと無意識のうちに身体をかがめたり、捻ったりして独特の姿勢をとるようになります。これが姿勢の悪さにつながります。さらに、長期間このような状態が続くと腰椎に偏った圧力が加わり変形や椎間板ヘルニアの原因になります。痛みの元になっているツボを探し出し、鍼や手技で緩めてあげることで症状が改善し、姿勢も良くなります。さらに骨盤脊椎矯正で腰椎の歪みを取ると効果的です。

膝関節痛

膝関節痛

膝関節は骨、関節軟骨、関節包、各種靭帯、関節を動かす筋肉などで構成されています。痛める場所も人それぞれで皆同じではありません。レントゲンは骨しか写りませんからこれだけですべてを語るには無理があります。よく「軟骨が磨り減っている」などといわれますが、毎日何十キロも走るような過酷で激しい運動をしたならともかく、通常の生活で磨り減るはずがありません。そうではなく膝の栄養状態が悪い為「軟骨が痩せている」と考えてください。ですからまだ回復の余地はあります。

「水が溜まる」とすぐに抜きに行く方がおられますが、いわゆる「水」とは関節内の潤滑液のことで正常な膝にも溜まっているものです。軟骨を痛めるとその修復のために集まってきます。この「水」には軟骨の栄養分が豊富に含まれていますので、あまり頻繁に抜くと軟骨が栄養失調に陥り、膝の変形が進むことになります。痛めている所が治れば自然に水は引いて行くものです。膝関節は構造が複雑で、治療範囲も大腿の筋肉や腰まで及ぶことがあります。こじれると厄介ですので早めに受診してください。

捻挫・突き指

捻挫・突き指

たかが捻挫、されど捻挫です。捻挫の完全治癒率は50パーセントといわれています。つまり約半分の方が何らかの後遺症を感じることになります。「捻挫でよかった」「骨折しなくてよかった」と安心しがちですが、骨は血液が豊富なところで比較的治りやすいところです。比べて靭帯、腱、軟骨は血管が乏しく回復に時間がかかるところです。治療が不十分だと関節が不安定になり、繰り返し捻挫をしたり、度々腫れたりします。骨が大丈夫だと患者さんも施術者も治療が疎かになりますが、気を抜かずきっちり治しましょう。

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